俳優阿部寛が聖地で人生初めての始球式を行った。

 5月18日から全国で公開される映画「蚤とり侍」(鶴橋康夫監督)のPRを兼ね、試合前のファーストピッチセレモニーに登場。

 ちょんまげ頭に映画の公開日である「518」の番号が背中に刺しゅうされた虎柄の派手な衣装で現れると、甲子園は大歓声に包まれた。マウンドでは履いていたげたを脱ぎ、突如はだしになった。

 「あっという間で何も覚えていない。それくらい緊張した」と明かしたが、投球は見事にノーバウンドで梅野のミットに届いた。「必死のパッチでやるしかないと思って投げました」とジョークを飛ばした。阪神には「是非今日も勝っていただいて、1位になってほしい」とエールを送った。

 自身が主演の映画について「艶っぽいシーンもたくさんあるけど、すごく面白い作品になっているので、大笑いしに是非劇場まで遊びにきてください」とPRした。