伝統の一戦は、何とも珍しい「レフトゴロ併殺」で幕を閉じた。

 9点を追う巨人は9回1死満塁から長野が左翼への飛球。左翼手中谷はボールをグラブにいったん入れたかと思われたが落球。三塁走者岡本はホームインしたが、ボールは三塁へ転送された後、二塁へ転送。二塁走者マギー、一塁走者亀井は捕球後の落球と判断したのか、スタートをきっておらず、それぞれフォースアウトとなりゲームセット。高橋監督がベンチを出て約3分抗議したが、判定は覆らなかった。

 巨人ベンチは、キツネにつままれたような表情を誰もが浮かべ、阪神ベンチは大喜び。伝統の一戦は、珍プレーで試合終了となった。