阪神西岡剛内野手が約4カ月ぶりに1軍に昇格することが21日、分かった。今季5月18日に打撃不振により2軍に降格して以来。

矢野燿大2軍監督は「2軍でもあいつがいてくれて助かったし、あいつしか出せないものがある。声とか雰囲気とか。そういうのがすごくこっちの選手の良い勉強にもなったと思うし、あいつ自身も1軍に上がることを諦めずにやってる姿勢を見せてくれていた」と説明した。

チームが苦しい状況の中、メジャーにも挑戦するなど経験値豊富のベテランが起爆剤となることに期待がかかる。矢野監督は「ここから剛らしいあいつの流れを変えたり、雰囲気を変えられるのは一番持っている選手やから」。降格後のファームでの打率は2割5分6厘。日米通算200盗塁まであと2つと迫っており、大台到達も近そうだ。