カープファンに2つの会場からほぼ同時に「悲報」が届いた。

試合前でマジック1。広島が勝つか、ヤクルトが中日に負ければ優勝が決まる試合。マツダスタジアムは同点で8回表に入り、ナゴヤドームは中日2点リードで9回表のヤクルトの攻撃を迎えていた。

中日が普通に逃げ切れば広島の試合中に優勝が確定する…はずだった。だが、ヤクルトが土壇場9回に2点差を追いつく。スマホなどでチェックしていたマツダスタジアムの客席はため息と、ざわめきに包まれた。さらにその瞬間、DeNAロペスの勝ち越し2ランが左翼席へと飛んでいき、広島も不利な状況に立たされた。

スマホや携帯電話の通信量が多かったためか、その時間中、スタジアム内の通信が不自由になった。

広島の試合は3-5で終了。前日24日に続いてヤクルトの結果待ちになり、マツダスタジアムの大型ビジョンにはヤクルト-中日戦が流され、ファンは客席に残って待機した。ただ、上映が始まった時点でヤクルトが3点を勝ち越していたため、この日の優勝をあきらめて帰路に就く鯉党が多かった。