ロッテ田村龍弘捕手(24)が30日、ZOZOマリンで契約を更改し、1500万円増の年俸7200万円で合意した。開口一番、FAで巨人移籍を表明した丸に触れ「丸さんが来なかったぶんだけ上げてもらいました」と“ボケ”で会見をスタートした。

6年目の今季、初めて全試合出場を達成。シーズン全試合でマスクをかぶったのは平成30年間で古田(ヤクルト)城島(ダイエー、阪神)に次いで3人目。打率は2割3分9厘だったが規定打席に到達し、得点圏で勝負強い印象を残した。

打者として「キャッチャーは8番か9番、2割5分打てれば十分みたいなところあると思うんですけど、いち打者として2割8分くらい打てるようにしたい」と話し、捕手としては「若い投手を底上げしないといけない。(17年チーム最多勝の)二木が今年4勝しかしていない。二木が2ケタ勝てるようにできれば絶対に下の投手が出てくる。二木と(佐々木)千隼を勝たせたい」と意気込んだ。

昇給分の使い道については「まだまだ早いですけど貯金して、いっぱいためて家を買いたい。将来的には(高校3年間を過ごした)青森に家を建てたい。寒いけどご飯はおいしいし、八戸の人すごく優しいし、東北好きなんですよね」と話した。(金額は推定)