日本ハム田中賢介内野手(37)が現役続行を決断したことが24日、分かった。シーズン終了後は保有する海外FA権は行使せず、去就について熟考を重ねてきた。

栗山監督ら球団との話し合いの末、1年契約でプレーを続ける意思を固めた。25日に札幌市内の球団事務所でチーム大トリとなる契約更改を行い、会見で来季に懸ける思いを明かす。

今季は、日本ハム復帰4年間で最少の67試合出場にとどまった。開幕スタメンから外れ、序盤は不振に陥ったが勝負強い打撃は健在。代打での出場機会が増え、8月には月間打率4割3分3厘を記録するなど調子を取り戻した。先発出場した14試合では打率3割後半をマーク。若手の台頭が著しい二塁手で奮闘をみせた。来季は日米通算20年目。3年ぶりのリーグ優勝、日本一へ、強い覚悟で臨む。