巨人が18日、都内ホテルでスタッフ会議を開催した。原辰徳監督を始め、首脳陣、スタッフが一堂に会し、約4時間のミーティングで今季のチーム方針などを確認。全45人の投手陣をつかさどる新任の宮本和知投手総合コーチ(54)は「居場所」「責任」と重要性を説いた。「マネジメントとはどういうことか。一番、大事なのは居場所を与えてあげることだと思う。ポジショニング、君はここで頑張ってもらうよと。こちらの考えと、ずれとあってはいけない。居場所をしっかりと与えて、責任を持って頑張ってもらう」と熱っぽく話した。

エース菅野を筆頭に山口俊に名前を挙げ「復活の田口にも期待したいし、今村もいる、その中で野上もいる、両外国人がいるという中で、頭数に関して言えば、そろっていると思う」。さらに「若い力というのはほしいところ。高田、大江、秋に頑張った選手にはなんとか自分のポジションをつかんでほしい」と期待した。

また中継ぎ陣の立て直しについても言及。昨季はリリーフ布陣だけで20敗を喫した。「多すぎる。せめて半分にしないと。それを勝ちにもっていければ優勝ラインっていうのは見えてくると思う」と指摘。ホールド数が2年連続リーグ最下位に沈んでいる現状に「1番の原因はリリーフ。勝利の方程式をできたら2パターン考えたいね。クックも未知数ですし、でも彼の期待っていうのは大きい。クックがこけたら、みなこけたでは済まされない。クックは僕にとっての幸せの青い鳥になってもらいたいと思いますね」と守護神候補の新助っ人に期待を寄せるとともに、危機管理としてダブル方程式構築も示唆した。