オリックスのドラフト1位、太田椋内野手(18=天理)が、9日の巨人戦(京セラドーム大阪)でオープン戦デビューを飾ることが7日、分かった。

1番・遊撃で先発するとみられる。「巨人戦でデビューを飾らせてやりたい」という球団、現場の意向で新人に注目の舞台を準備する。

広島小園海斗内野手(18=報徳学園)やロッテ藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)ら各球団のドラフト1位が攻守で活躍する中、オリックスの1位も負けてはいない。宮崎キャンプはほぼ2軍で完走したが、紅白戦を含む実戦5試合で15打数6安打2打点。三塁打2本、二塁打1本と長打力を披露した。中でも初球からフルスイングで長打にする能力が首脳陣の目を引いた

金属バットで31本塁打を放った高校時代から、新たな相棒の木製バットにも対応。「金属バットはボールに直角で当てるイメージでしたが、木製ではちょっと内側に入れる」とイメージを変更している。巨人戦には、オープン戦初戦(ヤクルト戦)で本塁打を放った同2位の頓宮裕真内野手(22=亜大)や同7位の中川圭太内野手(22=東洋大)も出場する予定。金子(日本ハム)や西(阪神)ら長年の主力が退団し、顔ぶれの変わったオリックスで、次代を担う新戦力になる。