西武ドラフト1位の松本航投手(22=日体大)が、開幕絶望となり、復帰は5月の見通しとなった。24日、球団が軽い肺炎のため完治まで療養すると発表。23日に所沢市内の病院で検査を受け、診断された。

小野投手コーチは練習後に「(復帰は)5月。こうなってしまったら仕方がない。4月はローテが(5人で回るから)楽なんで。5月からしっかりやってくれればいい」と話した。負傷中の内海、榎田に続く先発投手陣の離脱。24日のDeNA戦で登板する武隈を中継ぎから配置転換させ、6人目として急場をしのいでいたが、開幕直前にさらなる緊急事態に陥った。

代役については「ファームで調子いいやつを持ってくる感じになると思う」と、2軍から昇格させる方針。前日にファームで7回1失点と好投した佐野泰雄投手が筆頭候補に挙げられる。

松本航はキャンプからアピールが実り、開幕カード31日ソフトバンク戦での先発が既定路線だった。しかし長期遠征を終え、帰京後「朝方には熱が下がるんですけど、夕方くらいからまた熱が出ていた」と発熱を繰り返していたことを明かしていた。一時復帰した23日の練習後には「打者を立たせてゾーンの確認をしていきたい」と意欲を見せていたものの、直後の診断で離脱を余儀なくされた。