巨人沢村拓一投手(30)が痛恨の1球を悔やんだ。

2点リードの8回から登板。2死一塁から阪神マルテへの初球、真ん中やや低めの143キロ直球を左翼ポール際へ同点2ランとされた。「あの場面で一番やってはいけないことがホームラン。コースを意識しましたが、真っすぐがシュートして中に入ってしまった。一番やってはいけないケースで、ホームランを打たれしまっている。反省したい」とうなだれた。

今季は先発転向でスタートも1試合だけで降格し、5月にリリーフへ再々転向で1軍昇格。17日中日戦で981日ぶりのセーブをマークしてから4試合連続無失点中だったが、痛い1発を浴びてしまった。

試合後、原監督は「その辺は本人がどう感じてるかね」と反省を促しながら「しかし勝ち越されなかったところも、そこはそこで評価する必要がある」と変わらぬ信頼も口にした。