オリックスが首位ソフトバンクに敗れ、昨季より12試合早い79試合目で自力優勝の可能性が消滅した。先発K-鈴木が2被弾するなど7回途中4失点。それでも5年目の若手佐野が5回にプロ初本塁打となる3ランを放ち、いったんは同点に追い付いた。さらに7回にはマレーロの適時打で勝ち越したが、8回に4番手エップラーが2死から松田宣に逆転2ランを浴びた。

西村監督は、勝負のポイントとして、7回に1点を勝ち越した後の攻撃を挙げた。1死一、二塁から、後続の打者が凡退し、追加点を奪えなかった。「もう1点でも2点でも、たたみかけて取っておかないと、最終的にはこういう形になる」と厳しい表情で話した。

今季ソフトバンクには2勝11敗1分と圧倒され、自力優勝の可能性も消滅。だが指揮官は「まだまだ終わったわけじゃないし、明日からまた頑張ります」と前を向いた。