楽天堀内謙伍捕手(22)が右肘を手術することが13日、分かった。14日から始まる秋季練習に参加後、21日に横浜市内の病院でクリーニング手術を受ける予定で、年明け1月にはスローイングを再開してキャンプへ調整していく見込み。

高卒4年目の今季はチーム最多となる52試合でスタメンマスクをかぶった。貴重な経験を積み、盗塁阻止率3割5分7厘を記録した一方、打率1割5分6厘をはじめ攻守に課題も痛感する1年となった。

長く楽天の正捕手を張り、プロ1、2年目のオフの自主トレに参加させてもらうなど「師匠」と慕ってきた嶋が今季限りでの退団を決意したことを聞いた際は「教わったことを生かして、嶋さんの後釜にならないといけない」と覚悟を口にしていた。中学時代に手術を経験している古傷の右肘は、シーズン途中から2週間に1度の頻度で注射を打つなど、不安を抱えていた箇所でもある。コンディションを万全に整え、レギュラー奪取に挑戦する。