西武岸がFA宣言「移籍が前提という形ではない」

練習後の会見で海外FA権の行使を宣言した西武岸(撮影・小沢裕)

 西武岸孝之投手(31)が2日、昨年取得した海外フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。

 西武プリンスドームで会見し、「この世界で10年間やってきて、1人の野球人として他の球団が僕をどう評価をしてくれるのか。来月32歳にもなる。そういう部分もあって(他球団の)評価を聞いてみたいと思いました。(西武からは)チームにとって必要だという言葉もいただきましたし、僕も感謝の気持ちしかない。移籍が前提という形ではありません」と話した。西武は宣言残留を容認する方針を示しており、残留も選択肢として他球団からのオファーを待つ。

 手続きを経て、10日にFA宣言選手として公示される。交渉解禁は11日。右腕の地元宮城に本拠を置く楽天などが獲得に乗り出すとみられる。