「17勝するわ(笑い)」/金本監督

ブルペンで小野泰己の投球を見つめる金本知憲監督(撮影・奥田泰也)

 阪神大山悠輔内野手が3日、高知・安芸での秋季キャンプで初の特守に臨んだ。今秋から本格挑戦している二塁守備で軽快な動きを披露。金本知憲監督のコメント。

 「まずは競争だけどね。もともとサードをやっていて、逆方向のファーストでもうまかった。肩も強いし、送球もいい。守りに関してはいいものを持っている。チャレンジさせたい。今だったら、大型は誰かな。山田とか小久保も昔はセカンドだった。浅村にしても」。

 メイン球場の三塁ファウルゾーンで行われたロングティーでは左翼ポール際に130メートル級の場外弾を連発。左翼96メートルの後方にある約8メートルの防護ネットを軽々とオーバー。

 「(自分は)ロングティーはうまく飛ばせなかった。今の選手は、よっぽどうまい。今の選手を見て、ロングティーの飛距離はすげえなと思う。ヘッドを利かせて(ボールを)運ぶ。いいポイントで、とらえるものをもともと持っている。あとは体に力がつけば」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -小野が2ケタ勝てば

 金本監督 それぐらい目標にしてほしい。十分いける力はあると思う。変化球のコントロール。カウントを取る球とボールゾーンに。それができれば、17勝するわ(笑い)。

 -大山がロングティーで飛距離を見せていた。ロングティーで飛ばすのは難しい

 金本監督 難しいと思うよ。飛ばし方を覚えているんでしょうね。あとは体に力がつけば。どっちかというと、おれは無重力のボールを打つのは下手だった。ロングティーはうまく飛ばせなかった。今の選手は、よっぽどうまいと思うよ。ピッチャーの球のほうが、うまく力を利用して、押し込むことができた、自分で言うのもなんだけど。今の選手を見て、ロングティーの飛距離はすげえなと思う。