巨人に秘密兵器!投球回転数計測「ラプソード」テスト

巨人が宮崎秋季キャンプで試験的に導入した、投球の回転数などを測量する「Rapsode(ラプソード)」

 巨人は9日、データ収集力を高めるべく、投球の回転数などを計測できる「Rapsodo(ラプソード)」をテスト導入した。宮崎での秋季キャンプの第2クール2日目、高橋由伸監督(42)ら首脳陣が見守る中、ブルペンで11投手の投球を計測した。

 ラプソードは投球後3、4秒でタブレット端末にスピードやスピン量、変化量など約10項目の数値が表示されるもの。持ち運びができ、価格は100万円以下という。今季から導入した弾道測定機「トラックマン」は固定式で、価格が2000万円から3000万円もかかる。

 球団の担当者は「ラプソードは持ち運べるし価格も安いですが、トラックマンの数値と整合性がとれないと使えない。数値のズレとかを確認して、(導入するかは)検討していきます。使えるとしても、もう少し先になると思います。(データ収集は)他の球団もやっているので、遅れないよう、最先端をいきたい」と語った。

 高橋監督は「全員投げる機会があったので、参考までに(数値を)取ってみましょうというところ。将来的にもそうですし、すぐにでも使えるものがあれば当然生かしたい。実際、それをすでに利用しているチームもあるわけですから、生かせるものがあれば生かしていきたい」と話した。