楽天ウィーラー、反撃へ意気込み「5月に見てろよ」

西武対楽天 2回表楽天1死一塁、2点本塁打を放つウィーラー(撮影・狩俣裕三)

 不調にあえいでいた楽天ゼラス・ウィーラー内野手(31)が、2回表に一時逆転となる2ランを放った。

 1ボールから、内角の142キロの直球を左中間スタンドへ運んだ。試合後、「良い感じで打てた。最近不調だった? ほんの少しだけだよ。徐々に良くなってる」と力説した。

 楽天は結局、先発池田が6回5失点と絶好調の西武打線を止めることができず、今季ワーストの7連敗。

 4月終了時点での借金13(26試合)は、球団創設年05年の借金17(29試合)に匹敵する不本意なスタートとなった。

 それでも前日29日までの6連敗中、25打数3安打の打率1割2分、打点0と当たりが止まっていたウィーラーに1発が出たのは大きい。ウィーラーは「負けていれば、そりゃベンチの雰囲気は良くない。でもシーズンは長いし、どのチームにも浮き沈みがある。5月になったら見てろよ」と反撃への意気込みを示した。