<中日1-2阪神>◇25日◇富山

 中日高木守道監督(71)が、堂上直倫内野手(24)の送球にダメ出しした。0-0で迎えた7回1死一、三塁の守備で西岡の遊ゴロを捕球すると、自ら二塁ベースを踏んで一塁送球。だが西岡も懸命に走り、間一髪セーフの併殺崩れの間に阪神に先制点を許した。

 監督は「直倫が一塁に低い球を放ってたらアウトだ。でも高かったから、審判の目も錯覚してセーフになる。本塁ではなく、ゲッツーを狙いにいった判断はいい。でもあそこに投げちゃいかん」。送球が浮いた分、一塁クラークも伸び上がって捕球する形になった。タイミングは際どかっただけに、送球の高低が審判の最終判断に影響したと指摘した。期待は大きいだけに、1つ1つのプレーに対するチェックも厳しかった。