西武渡辺久信監督(48)が今季限りで辞任することが14日、分かった。近日中にも発表される。

 チームはロッテに1-4で敗れ、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ進出を逃した。今季はシーズン2位に食い込み、監督生活6年で5度のAクラス入り。安定した成績を残してきたが、就任1年目の08年優勝以来、5年連続V逸の責任をとり、辞意を固めたとみられる。後任は02年から2年間、西武で指揮を執った伊原春樹氏(64)の就任が確実だ。

 渡辺監督がV逸の責任を自らの進退でとる。レギュラーシーズン2位からの日本一を目指したが、CSファーストステージで3位ロッテに敗退。来季の去就が注目されていた渡辺監督は試合後「終わったばかりだから、これから考える」と話すにとどめた。だが関係者の話を総合すると、今季限りでの辞意を固めており、球団にも伝えた模様だ。