采配批判によるペナルティーとして2軍降格したDeNA中村紀洋内野手(39)が、改めてチームへの貢献を誓った。8月31日、イースタン・ロッテ戦(平塚)に3番三塁で先発出場。「チームに迷惑をかけてしまい、申し訳なく思う。5位を目指してチームの力になりたい」と力を込めた。

 8月15日阪神戦(横浜)で自身の打席中に二盗を決めた内村をベンチで叱責(しっせき)。盗塁の判断を内村に委ねていた首脳陣は、これを采配批判と受け取り、18日に中村の選手登録を抹消した。中村は「自分の打席どうこうじゃなかった。何とか勝ちたいという思いからだった」と意図を明かし、「場所も、言い方も気を付けないといけなかった。言いすぎたと思う」と反省の言葉を並べた。

 右ひじも順調に回復し、この日は2打点。中畑監督とはすでに話し合っており、「反省する意味でもいい期間だった。今は監督に感謝しています」と話した。