オリックスのアルフレッド・フィガロ投手(28)が事実上の戦力外状態にあることが17日、明らかになった。複数の球団関係者が明かした。

 フィガロは昨年12月、オリックスの保留者名簿に名前がありながら、ブルワーズとマイナー契約を結ぶトラブルを起こし、音信不通状態という。球団関係者は「いないものとして考えている。そんな状態で無理やり連れて来ても働くとは思えない」と話した。

 本人に日本でプレーする意思がないため、オリックスサイドは「国内の他球団と契約をしない」などの条件を盛り込み、保留者名簿から除く案も提示しているが応答がないという。事態に進展がなければ、保留者名簿に載せ続け「飼い殺し状態」にすることや、全世界でプレーできなくなる「資格停止リストに入れる」ことなど、強攻策も視野に入れる。お騒がせ助っ人に、球団は強い姿勢で臨む。