日本ハムが、台湾プロ野球の義大でプレーしたビクター・ガラテ投手(30)の獲得を目指していることが16日、分かった。今季開幕はメキシカンリーグでプレー。途中から義大に移籍し、先発ローテーションの一角を担った。メジャー経験が4試合あり、マイナーでは通算299試合で42勝25敗、防御率3・72。ややスリークオーター気味の変則フォームから繰り出す140キロ台後半の直球が武器。近日中に入団合意に至ることが濃厚とみられる。

 日本ハムの先発陣は今季は開幕投手の吉川、ベテラン武田勝ら左腕が1年間、ローテに定着できずに右腕偏重の構成だった。既に来季はブランドン・レアード内野手(27=ナショナルズ傘下3A)と入団で基本合意に達しており、ガラテが2人目の新助っ人となりそう。さらに野手1人の補充を目指している。

 ◆ビクター・ガラテ

 1984年9月25日生まれ、ベネズエラ出身。01年にアストロズ入団。09年にナショナルズでメジャー初昇格。4試合登板で0勝0敗、防御率22・50。13年からはメキシカンリーグでプレー。今季は台湾で13試合に登板し7勝3敗、防御率2・59。185センチ、95キロ。左投げ左打ち。