雁の巣ラストイヤーの若鷹たちに、福岡市からビッグな贈り物だ。昨季まで手動のパネル式だったスコアボードが、磁気反転式の自動スコアボードに生まれ変わる。

 昨年10月から工事を開始。3月下旬のウエスタン・リーグ開幕戦でのお披露目を目指し、現在、工事は急ピッチで進んでいる。ファーム本拠地は来季から筑後市に移転予定だが、福岡市の緑管理課の担当者は「老朽化しているので、新しいものに替えようという話で、ホークスのためにというわけではありませんが、ウエスタンの開幕戦が華やかになるといいですね」と話す。

 雁の巣球場は福岡市の持ち物。今回は1億7400万円の費用をかけて新しくする。磁気反転とは白い部分と黒い部分を反転させて文字を表示。従来の電光掲示板より電気代が安く、日中でも反射せず見やすい。

 20年以上も若鷹たちを見守ってきたスコアボードは解体。「松中」「柳田」など手書きされたボードは、処分される予定だ。