武田翔太投手(23)が無難にまとめた。ソフトバンクとの練習試合に先発し、3回を無安打無失点に抑えた。立ち上がりの1回は今宮に四球を与えるなど若干、制球に苦しみ21球を要した。だが、2回以降はわずか18球で6人の打者を完璧に抑え「立ち上がりは不安定だったけど、2、3回はいい形で投げられた」と一定の満足感を示した。

 1次ラウンド第3戦の中国戦(3月10日、東京ドーム)の先発が内定している。次回の調整登板は3月3日の阪神戦が最有力。この日は所属チームとの対戦ということもあり、やりづらさもある中でのマウンドだったが、決め球のカーブが威力を発揮し、4奪三振をマークした。小久保監督は「1回は少し抜けるボールがあったけど試合中に修正できた」と評価。ひょうひょうと投げる右腕の姿に頼もしさが増した。