プロレスラー長州力(63)が6日、その出自と生き様を語ったノンフィクション「真説・長州力1951-2015」(田崎健太著、集英社インターナショナル)のベストセラー祈願決起集会を東京・神保町の三省堂書店本店で開いた。

 プロレスファンの書店員らと登場した長州は「本の町、神保町のど真ん中から熱い思いを届けたい。自分を語ったり、しゃべったりするのは、つらいです。面倒くさくなっちゃってね。『お前たちに、俺の何が分かる!?』っていう感じです」。

 著者の田崎氏の取材を、ともに酒を飲みながら受けたという。「先生も僕も、お酒が好きなんでね。原稿を見たとき『ここまで言っちゃってるんだ、本当にこんなことしゃべったのかな』と驚きがありました(笑い)。自分は過去を振り返るような人間じゃないけど、まあ1度しかない人生、こういう人生だったんですね。一般の方にも、読んでいただきたい」と話した。

 長州の人柄を聞かれた田崎氏が「シャイで、おかしいです」と答えると、長州は「キレますよ」とプロレスでおなじみになった「キレてないですよ」のパロディーで笑いを誘った。