今夏のG1クライマックス出場20選手を対象に、推しメンのファン投票を実施。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(27)が、第1回日刊スポーツG1総選挙で1位に輝いた。

<ベストバウト>

 決勝まで91試合の公式戦が組まれたが、決勝の棚橋-中邑戦が、内容、会場の反応などあらゆる面で最高の試合だった。他に、中邑-オカダ、中邑-後藤、棚橋-柴田、棚橋-飯伏、オカダ-永田、後藤-石井など名勝負が多数あった。

<功労者>

 Aブロックを盛り上げたのは間違いなく柴田。昭和のプロレスのにおいを漂わせ、どの相手とも激しい打撃戦を展開した。Bブロックでは石井。「ここまでやるか」という全力ファイトで、負けてもファンを感動させた。

<第3世代の意地>

 天山、小島、永田という40代のベテランも故障を抱えながら長丁場を完走。序盤こそ星を挙げられなかったが、天山は内藤を撃破。永田は後藤を破り、オカダ、中邑とも激戦を展開。小島は最終戦でアンダーソンを止めた。全員が3勝6敗と成績は振るわなかったが、存在感を見せつけた。