魔裟斗(36)が21日、自らCSテレビ解説を務める「K-1 WORLD GP 2015」会場の東京・代々木第2体育館で、12月31日の「復帰戦」について、「厳しい戦いになる」と本音を吐露した。

 魔裟斗は同日午後6時から放送されるTBSの特番「史上最大の限界バトル KYOKUGEN2015」で一夜限りの復活を果たし、山本KID徳郁(38)と再戦する。

 昨年9月に第2子が生まれ、「10月にタバコをやめてから、だいぶ動けるようになった」。今年7月に舞い込んだ対戦の話。「やれるかもしれない」と思った魔裟斗は同月中旬から早速、トレーニングを始めた。

 練習量は当初の週2回から、現在は週4回に倍増。「向こうは現役なので、こちらもなるべく現役に近い姿にして出たい」と、真剣に取り組んでいる。

 「まだ全然動けない。ジムの若い子にやられてばかり」というが、「不安は半分、どれくらいできるか楽しみも半分」と、大みそかに「いかに仕上げることができるか」という目標も立てた。

 相手のKIDには11年前の大みそかに勝利しているが、今回は立場が違う。「(引退から)6年も蹴っていないので不安はある」というが、その一方で「内に秘めた闘志はある。昔はその闘志を前面に出したが、今回は羊の皮をかぶってリングに上がる」と話す。

 果たして、魔裟斗はリングでオオカミになれるか、ゴングは40日後だ。