東京スポーツ新聞社制定15年度プロレス大賞の選考が7日、都内で行われた。

 天龍源一郎(65)が引退試合でベストバウトという伝説を残した。11月15日、両国国技館で行われた引退試合のオカダ戦が、1月4日の新日本東京ドーム大会の中邑-飯伏戦に大差をつけた。9度目の受賞も史上最多で、プロレス大賞の総受賞数は22個と、終生のライバル、故ジャンボ鶴田さんと最後に並んだ。天龍は「決して動きのハデでない、平成のプロレスじゃないプロレスを選んでいただいて、少しは皆さんの魂に届いたのかな」と感慨深げだった。