WWEは17日(日本時間18日)、馬場、猪木と対戦した怪奇派レスラーのジョージ・スティールさんが16日(日本時間17日)に亡くなったと発表した。死因は不明。79歳だった。

 米ミシガン州立大を卒業後、同州の高校教師をしながら、62年にデビュー。素性を隠すために覆面レスラー、ザ・スチューデントとして試合した。67年からWWWF(現WWE)入りし、頭をそり上げ全身毛むくじゃらの怪奇派として一時代を築いた。当時のWWWF王者ブルーノ・サンマルチノに挑戦し、舌を緑色に染め、コーナーをかみ切って、中の綿で相手の目を攻撃する狂乱ファイトでブレークした。80年代中盤からはWWFで人気者に大変身し、子供たちに愛された。

 71年に日本プロレスに初来日。74年に全日本、79年に新日本に来日。88年「クローン病」で引退。95年にWWE殿堂入りを果たしている。(デーブ・レイブル通信員)