女子スーパーアトム級トーナメント1回戦に出場した女子レスリング界のレジェンド山本美憂(43)はアイリーン・リベラ(スペイン)に敗れ、準決勝進出はならなかった。

 156センチの山本は、170センチと長身のリベラに、前に出ながらパンチを主体に攻めた。さらにテークダウンをとって倒し上になったが、相手の足を絡めてくる攻撃に手間取った。1回終了間際には、絞め技で落ちそうになったが、ゴングに救われる。2回も、同じような展開で、山本がリベラの足にタックルして倒す。しかし、下から攻める相手にじわじわと形をつくられ、最後は左腕を腕十字固めできめられ無念のタップ。2回2分26秒で敗れてしまった。山本の総合格闘技戦績は、1勝3敗となった。

 山本は「また、振り出しに戻っちゃったかな。前回、やっと勝てたのに。自分的にはいけると思ったが、最後のちょっとした気の緩みでまたきめられてしまった」と、悔しそうに試合を振り返った。