第4試合の飯塚高史(新日本)と葛西純(FREEDOMS)との一戦は、壮絶な流血戦となった。

 反則ありのルールで行われた試合は、場外乱闘で飯塚が額を切り流血すると、飯塚も葛西の頭にかみつき、葛西も流血。リングに戻ると、パイプイスを使っての殴り合いや、パイプイスの上にボディースラムでたたきつけるなど一歩も引かない戦いとなった。

 葛西が用意した串の束で、飯塚に襲いかかると、それを奪った飯塚が、葛西の額に串を突き刺した。さらに、葛西が飯塚の額に串を突き刺しお返し。飯塚は、多数の串を頭に刺したまま、戦いを続行。葛西が用意した脚立から、のこぎりを仕込んだ板を飯塚の腹の上に乗せダイブ。逆上した2人が、のこぎりを取り出してリング中央で切りつけ合うと、最後は葛西が飯塚に馬乗りになり、のこぎりで顔を切り付けようとしたところに、セコンドが止めに入り「危険な行為により無効試合」となった。

 超満員の観衆も、悲鳴を上げながら試合の行方を見守っていた。