パンクラスやRIZINで活躍し、24日のDEEPディファ有明大会に初参戦する中井りん(31)が23日、東京・新宿のレガージェで行われた前日計量に臨んだ。

 16年12月31日のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会を最後に、試合から離れていた中井は、DEEP女子フライ級5分3回戦で、韓国のキム・ヨンギ(24)と対戦。毎回計量で注目されるコスチュームは、水色の超ビキニの上に黒のスポーツブラといういでたちで、上半身の筋肉を誇示するように両手でファイティングポーズをつくった。体重は56・95キロで一発パス。中井は「今回初めてDEEPに参戦させていただくことになりました。DEEPを盛り上げるように頑張りたい」と決意を語った。

 中井は、06年10月にパンクラスでデビューし、初代バンタム級クイーン・オブ・パンクラスに輝くなど17戦無敗の成績を残し、14年にはUFCにも参戦。その後はRIZINにも出場した日本女子トップクラスの総合格闘家。12年31日、RIZINで村田夏南子に1本勝ちした後、パンクラスを離れ1年2カ月に渡り休養したが、理由については「ノーコメント」とした。現在は、中井を指導する宇佐美文雄氏(49)が館長を務める修斗道場四国(愛媛県今治市)で練習をしているという。1年2カ月ぶりの試合について「緊張感とか、特にない。いなかにいるので、試合感覚が空くことには慣れている。思い切って攻めて、KOか1本で勝ちたい」と話した。また、今後の活動計画について宇佐美氏は「先のことは考えず、1回1回の試合をこなしていきたい。試合のオファーがあったら、その都度考えます」と話していた。