総合格闘技界のエロカワ女王中井りん(31)が、初参戦のDEEPで、キム・ヨンギ(24=韓国)にTKO勝ちした。

 中井は、16年12月31日のRIZIN大会以来、1年2カ月ぶりの試合。1回からキムに、左右の的確なパンチを浴びせペースを握った。終盤になるにつれ、中井はキムに圧力をかけ攻め転じる。キムの足を取って倒すと、パウンドの連打を顔面に浴びせ、レフェリーが止めに入り、1回4分37秒、TKO勝ちした。勝利後恒例のバック宙を2度も披露するなど、DEEP初参戦初勝利を自ら祝った。

 パンクラスやUFC、RIZINで活躍し女子総合格闘技界でトップクラスの実力を持つ中井は、DEEPの舞台で見事に復活。中井は「今回はファンのみなさんに支えられた1年だった。DEEPを盛り上げるように頑張ります」と笑顔で話していた。

 この試合を観戦に訪れたRIZINの榊原信行実行委員長は「中井は世界に通用する選手。早ければ、5月の福岡大会に出場してほしい。年間を通してRIZINに出場してほしい」と再度の参戦を熱望した。