小宮山工介(31)は最後に力尽きた。

 1回戦でスアレック(タイ)を1回に左ハイキックでKOして勢いづいた。準決勝も皇治を3回に後ろ回し蹴りでダウンさせての決勝進出だった。武尊に足を使いながらキックで応戦したが、徐々に距離を詰められた。蹴りに試合運びのうまさなどで存在感は示したが、王座獲得はならず、試合後は病院に向かった。