全日本プロレスは23日、都内のホテルで25日さいたまスーパーアリーナ大会の直前公開会見を行った。

 同大会では4大タイトルマッチが予定され、アジアタッグ選手権試合では、秋山準、永田裕志(新日本)の王者組に、首の故障から復帰戦となる大森隆男と中西学(新日本)がコンビを組んで挑戦する。

 ベルト挑戦を前に大森は「今回の試合は復帰戦、アジアタッグ、パートナーが中西学、チャンピオンが秋山、永田組といろいろあるが、選手権である以上、ベルトを取りにいかないとしょうがない。絶対にボクらがベルトを取る」と決意を示した。中西は「知らなかったんですけど、アジアタッグは日本最古のベルト。伝統あるベルトに恥じない戦いをしたい。何のために全日本に来たか。それは、大森の復帰戦と、ベルトを取りに来た。それにふさわしい相手。すべてをぶつけていく」と意気込んだ。

 受けて立つ王者組の秋山は「中西、大森組はとにかくやりづらい相手だが、永田と組んでの初防衛戦であり、いい試合をして必ず勝ちたい」と厳しい表情で話した。永田は「2月3日に横浜で歴史と伝統あるベルトを取ったが、我々の戦いが大森、中西を刺激した。この試合の熱を全世界に伝えられれば」と話した。