「明日の女帝」と呼ばれるアスカ(36)が日本人2人目となるWWE女子シングル王座獲得を逃した。

 スマックダウン女子王者カーメラ(30)に挑戦。スライディング式ミサイルキック、ヒールホールドの関節技などで攻め込み、試合を優位に進めていたものの、突然、アスカが入場時に被る能面を装着した男がエプロンサイドに登場。動揺するアスカ…。1度は丸め込んできたカーメラをふりほどき、蹴りを入れて排除。すると能面男は正体を明かした。以前、カーメラと男女ユニットを組み、昨年11月にWWEから契約解除されていたジェームズ・エルズワースだった。驚いて油断したアスカは、カーメラから必殺のスーパーキックを浴びて3カウントを許してしまった。

 カーメラにまさかの助っ人登場で、アスカは4月8日のレッスルマニア34大会に続き、2度目の王座戦でもベルトを手にできず。94年11月にブル中野がWWF女子王座を獲得して以来、日本人2人目の快挙はならなかった。