IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムが、28分16秒の激闘を制し、初防衛に成功した。

 挑戦者エル・デスペラードとエルボー合戦、ランニングエルボーで打ち合いと意地の攻防を展開。イス攻撃、急所攻撃の反則技をはじめ、必殺のギターラ・アンヘルまで食らったが、何とか2カウントで返した。2度のD(変形三角絞め)で応戦。デスバレーボム、必殺のタイムボムでトドメを刺した。

 次期防衛戦の相手にメキシコ修行時代の好敵手ドラゴン・リーを指名した高橋は「久しぶりにベルトさんから話がある」と退席。報道陣とともにベルトとベスト・オブ・スーパージュニアの優勝トロフィーからの声を耳にする一幕もあった。最後には「せっかくだから宣言しとこ。最多防衛しちゃうよ」と不敵な笑みを浮かべていた。