IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

 IBF同級3位の亀田和が挑戦表明も、実らずに終わった。勝利後のドヘニーめがけてリングを上がり、「俺が次に挑戦する」とほえたが、ドヘニーに「いまは自分の瞬間だ。邪魔だ、でていけ!」と胸を突かれて押し返された。兄の亀田興は「これから交渉じゃないですか。和毅も自信がある」と代弁。ドヘニーは報道陣に対し、「殴られなくて幸運だったな。誰でも戦うよ」と強気だった。