ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が19日(日本時間20日)、同級3位ロブ・ブラント(28=米国)と2度目の防衛戦を行う米ラスベガスのパークシアターで前日計量に臨んだ。

村田はリミットを300グラム下回る72・2キロ、ブラントは700グラム下回る71・8キロでともに一発パス。向かい合っての記念撮影を終えると、村田が「多くの方にきてもらえて感謝しています。絶対に倒しますので、楽しみにしていて下さい」と堂々のKO宣言で会場を盛り上げた。

結果としてKO勝利になれば…。日本での調整期間では、それが口癖だった。それがブラントと正面からにらみ合ったことで、抑えていた感情が爆発した。「倒したいという気持ちが、目の前にして強くなりました」「強いパンチでぶん殴ってやりたい」と語気を強めた。