インターネット動画サイト「ニコニコ動画」などが開催するイベント、ニコニコ超会議2017内の春巡業「大相撲超会議場所」が30日、千葉市の幕張メッセで行われ、幕内勢(30=伊勢ノ海)が打ち出し後にカラオケの「JOYSOUND」のブースに登場して自慢の美声を披露した。

 桐谷健太の「海の声」とやしきたかじんの「東京」の2曲を披露。勢の歌の上手さを知らない人たちも、うっとりとさせていた。「基本、演歌以外を人前で歌うことはないので、緊張しました」と照れ笑いを浮かべながら「これで、あのGLAYも歌った幕張メッセで歌ったと言えますね」と大喜びだった。

 JOYSOUNDからは夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)に懸賞がつき、のぼりも作ってもらったという。「これで成績が悪かったら『歌を歌っているから』と言われる。それは嫌。こういう経験をしたからにはより一層、相撲を頑張ろうという気持ちです。自分は、大好きな歌があるから頑張れる。歌は相撲を頑張るためのエネルギー、ガソリンなんです」と覚悟を示し、熱弁をふるった。その上で「自分の歌を出してみたいですね、チャンスがあれば!」と周囲をうかがっていた。