大相撲の春巡業は30日、千葉市で行われたインターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」のイベントに合わせた「大相撲超会議場所」で21日間の日程が終了した。昨年より5日多く、各地とも盛況で日本相撲協会巡業部の貴乃花部長(元横綱)は「稽古もけがなく、順調にやっていた。どこもいっぱいですごい現象」と総括した。

 横綱稀勢の里は左上腕部などの負傷のため全休した。同部長は「本場所が大切ですから」と状態を思いやった。

 夏場所(5月14日初日・両国国技館)の新番付は5月1日に発表される。横綱白鵬は「1年ぶりの賜杯奪還に燃えていきたい」と話し、2度目の大関とりに挑む関脇高安は「(夏場所は)優勝する気持ちでいく」と意気込んだ。