横綱日馬富士の平幕の貴ノ岩への暴行問題について、現場にいた横綱白鵬(32=宮城野)が九州場所5日目の16日、当時の状況を明かした。日馬富士はビール瓶で殴っていないこと、当事者同士は和解していることなどを指摘した。日馬富士は今日17日、東京で鳥取県警から任意で事情聴取されることも分かった。

 暴行現場の状況を白鵬が説明したことに、日本相撲協会理事の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「警察(の聴取)の前で言うべきことではないか。今ごろのタイミングで言っても」と首をかしげた。日馬富士への協会独自の聴取にも「警察が(捜査に)乗り出している。出しゃばって私たちが先に…というわけにはいかない」と従来の姿勢を強調。午後は役員室で八角理事長から理事や役員に経過説明があった。