幕内経験者で東三段目91枚目の宇良(26=木瀬)が同83枚目太一山(21=千賀ノ浦)を押し出し、白星で7番相撲を終えた。

「今日は押し負けるんじゃないか心配で、タイミングが悪いのわかっていながら、ちょっと引いてしまった。でも、立て直せてよかったです」と笑みを浮かべた。

右膝の負傷で昨年秋場所を途中休場。手術を経て、7場所ぶりに復帰して、6勝1敗で取組を終えた。「ケガなく終われたので。相撲を取れた喜びもあります」とホッとした様子。来場所は番付も上がる。「徐々に動きを上げていきたい。ちゃんとした相撲をとれるか、まだまだ不安です。日々リハビリなんで、稽古するだけです」。真の復活へ、意欲を見せていた。