25日に日本相撲協会に引退届を提出した、大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)を支援する、貴乃花応援会発起人の松下耕三氏が26日、会の公式サイトに「貴乃花親方に感謝を込めて」と題した文章をアップした。その中で、同親方が相撲協会から1年にわたって「耐え難き仕打ちの数々」を受けていたと明かした。

松下氏は文章の中で「北の湖理事長の時代には、身を粉にして相撲人気の復興と相撲協会の存続、発展の為に誰よりも駆け回っておられたと、古くからの応援者の方々からお聞きしております。また、この一年耐え忍んできた、報道されない耐え難き仕打ちの数々の実態も、周囲の方々から聞くことが度々ありました」とつづった。

その上で「私が耳にする情報が、多少は偏った情報で、話半分で聞いたとしても、到底理解し難い状況が実際にあったとしか思えません。多くの親方衆がその目撃者でもあるわけですが、勇気を持って立ち上がり真相を語って頂けることを願いたいところです」と、協会の親方衆に協力を求めた。

また松下氏は、貴乃花応援会の発足についても説明し、貴乃花応援会の公式サイトが設置されているソーシャルネットワークサービス「Pando(パンドゥ)」を自身が立ち上げたと明らかにした。「立上げたのが今年の7月。まだ現在もテスト運用段階で、本格的な事業展開は来年以降を見据えている段階なのですが、親方とお話しをさせて頂く中で、また親方を応援する人々と接する中で、貴乃花のありのままの姿、想いを少しでも早く世間に正しく伝えていきたい、貴乃花を私の出来ることで応援したい、という思いが強まり、親方のお誕生日に合わせて見切り発車のスタートとなりました」とつづった。

その上で「親方の肉声をファンの皆様にお届けできていることだけでも見切り発車して良かったと思えているところです。また、ファンの皆様のお気持ちを親方にお伝えできる場所になりつつあることも少しはお役に立てたところかと思っております」(コメントは原文のまま)とし、貴乃花応援会公式サイトを、貴乃花親方の肉声を伝えつつ、同親方にファンの声を伝える場にしていく考えを示した。