元横綱朝青龍のおい、西幕下21枚目豊昇龍(19=立浪)が6番相撲で勝ち越しを決めた。元十両の西幕下15枚目希善龍に立ち合いで低く入り、相手が左から上手投げに来たところを、右脚の外掛けで倒した。「しっかり脚が動いていました。上手投げで来たら(外掛けで)行こうと思っていました」としてやったりの表情だ。

これで序ノ口デビューから6場所連続の勝ち越し。偉大なおじは幕下だった6場所目に3勝4敗と初の負け越しを経験している。「おじさんは6場所目で、というのをこの前ニュースで見て」と“おじ超え”を喜んだが、連絡を取るかと聞かれると「しません。怒られますよ」と苦笑い。7番相撲も勝って5勝2敗となれば、番付も幕下上位になり、新十両も見えてくる。「最後の一番、しっかりとります」と気合が入っていた。