西幕下23枚目の宇良(26=木瀬)が長期休場する可能性が出てきた。

幕下豊昇龍戦で右膝を負傷してから一夜明けた23日、部屋付きの稲川親方(元小結普天王)が「前十字靱帯(じんたい)断裂です」と、重傷だったことを明かした。宇良は幕内だった一昨年秋場所で今回と同じけがを負い、6場所連続休場。東三段目91枚目となった昨年秋場所で復帰後、一気に番付を戻していた中での悲運だった。

稲川親方は「再び手術なら復帰に数カ月かかる」と話した。手術回避も模索しつつ、今後の方針を決めるという。また前頭琴勇輝が右膝付近を痛めて約10日間、千代の国が左膝複合靱帯損傷で約2週間、十両隆の勝が右膝前十字靱帯損傷で約1カ月の加療を要するとの診断書を提出、この日から休場した。