新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、史上初の無観客開催となった大相撲春場所2日目の9日、序二段力士1人が発熱のために休場した。

日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は、当該力士が前日に40度近い熱を出したとの報告があったと説明した。インフルエンザの検査は陰性で、この日の朝には36度7分まで下がったというが、師匠が大事を取って休場させたという。

今場所で力士らは、朝と夜の体温測定が義務づけられていて、37度5分以上の発熱が2日続いた場合は原則的に休場させることが決まっている。また協会員の中でコロナウイルス感染者が1人でも出た時点で、春場所が中止となる。