8月でSKE48を卒業する松井玲奈(23)が24日、名古屋のSKE48劇場で、卒業前最後の生誕祭(誕生日イベント)公演に出演した。冒頭から紹介する曲名を間違えたり、曲中につまずいて転倒してしまうなど、おっちょこちょいぶりは健在。松井玲がミスをするたびに、ファンも爆笑しながらも、温かい声援を送った。

 グループ加入から7年、自分だけが主役になれる公演も、この日が最後。セレモニーでは、本物の真っ赤なバラの花冠が贈られ、松井玲は大興奮だった。「(SKE48としての)時間が少しずつ少なくなるけど、濃い時間をすごしている。これからも楽しい時間を過ごしたい」。24歳の誕生日は27日だが、当日は仕事が入っているため、この日の生誕祭となった。ところが、仕事は早く終わる予定で、「夕方から歯医者の予約を入れてしまいました」と苦笑いした。

 公演終盤には、同い年で親友の高柳明音(23)がサプライズで駆けつけた。「残りの時間は限られているけど、私たち2人の時間はこれから」と手紙を読まれると、「ありがとう、ちゅっちゃん(高柳)」と笑顔で感謝していた。涙もろい高柳も「まだ涙は取っておきます」と、笑顔で返していた。

 また松井珠理奈(18)は、仕事のため劇場へ駆けつけることができなかった。公式ブログで「今日は、玲奈ちゃんお最後の生誕祭…あぁ…名古屋に帰りたい」と、姉のように慕う松井玲の最後のイベントを見られない悔しさをつづっていた。

 松井玲は8月30日の豊田スタジアムで卒業コンサートを行い、31日に劇場で最後の公演を行う。