AKB48の姉妹グループで瀬戸内海を拠点にして誕生し、5月にお披露目された「STU48」の石田みなみ(18)門脇実優菜(14)が23日、神戸市内で、瀬戸内海環境保全協会一日大使を委嘱され、総会に出席した。

 一日署長などの形で、STU48が行政とタッグを組むのは初めて。2人は緊張のあまり、あいさつの途中で言葉に詰まりかける場面もあった。それでも、無事に大役を終え「瀬戸内海の美しさを思い、乗り切れました」と、早くも“瀬戸内愛”をアピールした。

 STU48と同協会は、同じ瀬戸内海を対象範囲とすることから、タッグを組むことが決定。6月は環境保全月間にあたり、グループに一日大使を依頼することになった。

 この日は、兵庫県内での総会開催となったため、地元出身の石田、門脇が代表して参加。石田、門脇の2人は「瀬戸内海はとても穏やかで美しい海」「多くの方々の支援で環境保全と美化が保たれています」などとアピールし、環境保全と美化への協力を約束した。

 兵庫県知事の井戸敏三同協会会長(71)から「瀬戸内海の交遊空間としての活用も大事になってくる」と期待の言葉を受けると、ほっとしたような笑顔。総会後、石田は「瀬戸内海のことをあらためて知ることができて、勉強になりました」。門脇は「今まで瀬戸内海の環境について、深く考えたことがなかったので、これを機にしっかり考えていきたいと思います」とコメントした。

 STU48は、5月3日に広島市内でお披露目を終え、6月3日に岡山で初ライブを予定。「今後も、美化活動や環境保全活動も含めて、協力できることがあれば積極的に動いていく」と話している。