朝長美桜（１９）は、ＨＫＴ４８だけでなく、ＡＫＢ４８グループの将来を背負って立つ次世代のエース候補として期待されている。昨年は２３位だったが、順位を落として悔し涙を流した。選抜の壁の高さを実感しているが、今年はさらにキラキラとしたアイドルになるため、あらためて選抜入りを目指す。

　「今年は燃えてます」。妹キャラとしてファンに愛されているが、この時ばかりは、熱っぽく総選挙への意気込みを語った。

　一昨年は２１位。昨年は選抜入りを目指して気合も入っていたが、２３位に落としてしまった。「票数は上がったけど、順位は下がってしまい、ステージ上で悔しい気持ちをぶつけて、泣いてしまいました」。選抜の高い壁を実感した。だからこそ、その壁を越えたいという思いが強まった。

　「キラキラしたアイドルになりたい」。そのためにも、選抜に入り、先輩たちから足りないものを吸収したい。憧れでもあるグループの先輩、宮脇咲良（１９）も、その目標にする１人だ。「さくちゃんは、選抜に入ってから、すごくキラキラしているし、パフォーマンスも上がっているのが、目に見えて分かるんです。私も、もっと輝きたいです」という。

　選抜に入ってかなえたい夢がある。「ファンの方のためにも、セカンド写真集を出したい。指原（莉乃）さんと、さくちゃんと私がフロントで、もはやＨＫＴ４８だけどＡＫＢ４８のシングルも出したいです」。

　アイドルとしてさらなる高みに立つために、選抜入りを目指す。【上岡豊】

　◆朝長美桜（ともなが・みお）１９９８年（平１０）５月１７日、福岡県生まれ。２期生。デビューシングル「スキ！スキ！スキップ！」で初選抜。１４年からＡＫＢ４８と兼任。愛称「みお」。血液型Ｏ。