STU瀧野由美子「やりたい」大好き岡田と禁断の愛

日刊スポーツ新聞社東京本社を訪れたSTU48はバレンタインデーのパンを手に笑顔(撮影・浅見桂子)

瀬戸内を拠点に活動するSTU48が14日、2枚目シングル「風を待つ」のPRのため、東京・築地の日刊スポーツを訪れた。

センター瀧野由美子(21)、AKB48と兼任でキャプテンの岡田奈々(21)、昨年の総選挙で99位に入った石田千穂(16)ら10人が来社。この日がバレンタインデーということもあり、グループと広島県のクリームパンの老舗・八天堂とのコラボ商品「瀬戸内レモン味」のパンを配り歩いた。

バレンタインの思い出を聞かれた岩田陽菜(15)は「去年もバレンタインデーの日近くに握手会があって、みんなに作ったんですけど、始発の新幹線だったので(家に)忘れて来ちゃいました」と、おっちょこちょいなエピソードを告白。「今年も始発でしたけど、忘れずに持ってきました」と胸を張った。

13日に発売されたシングルは、25・7万枚でオリコンデーリー1位に初登場した。13・6万枚だったデビューシングル「暗闇」の倍近い売り上げを初日だけで記録。昨夏に発売予定だったが、西日本豪雨の影響などで延期になっていた。待ちこがれたファンの思いが大ヒットとなったようで、岡田は「約2倍ということで、ビックリと喜びと、いろんな感情がまざっています。延期だったり、大変なこともあったけど、これだけ今喜びにあふれているけど、みんなで乗り越えてきて、無事にリリースできてよかったなと思いました」と振り返った。

13日には川崎市のラゾーナ川崎で、発売記念イベントを行った。瀧野は「発売日のイベントで、大きな場所に負けないくらいの人数の方がいらしてくれました。リリース前にもイベントをやらせていただいたんですけど、瀬戸内の方もたくさん来てくれてうれしかったです」と、盛り上がりを実感していた。

「風を待つ」は、美しいピアノのメロディーに乗せ、コンテンポラリーダンスを踊る軽快な楽曲で、ミュージックビデオは坂の町として知られる広島県尾道市で撮影した。ドローンを使い、全編ワンショットで撮影する緊迫感のあるMVで、全10カットからOKカットが選ばれた。OKカットの中で岡田が転倒しているが、実は採用されなかったカットの中でも磯貝花音(18)が豪快に転んでしまったという。「コケに足を取られてすべっちゃって、スカートが破れちゃったんです。だから、今はいているスカートは2着目なんです」と明かすと、メンバーたちからも「知らなかった…」と驚きの声が上がっていた。

春には劇場公演を行う劇場船がオープンする予定だ。福田朱里(19)は「船上劇場でないと、できないことをしたいです。海に光を当てて、プロジェクションマッピングとか」と提案。岡田は「3周年でバレンタイン公演とかやりたいですね。メンバーが公演をプロデュースしたり」と話すと、岡田のことを大好きと公言している瀧野は「奈々さんと『おしべとめしべと夜の蝶々』をやりたいです」と立候補した。姉役と妹役の女の子2人の禁断の愛を描いた楽曲で、瀧野が「姉と妹、どっちもやりたいです」と前のめりに話すと、岡田も「やりますよ~、どちらでも」とまんざらでもない表情を見せていた。

来社メンバーは以下の通り。石田千穂、磯貝花音、今村美月、岩田陽菜、岡田奈々、沖侑果、瀧野由美子、土路生優里、福田朱里、薮下楓。